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団塊おやじの友縁地(ゆうえんち)

紫仙庵の電柱広告

私は、蕎麦店を開業する以前は広告会社に勤務していました。広告の価値、広告の必要性、そして広告の役割などは熟知しているつもりです。開業し数ヶ月程経つとどこからともなく様々な媒体から広告出稿依頼がきだしました。インターネット、電柱、タウン誌、看板etc。以前はクライアントに対し広告に関する計画案をプレゼンテーションする立場でしたが、一転してプレゼンテーションを受ける立場となりました。「そういえばこんな感じで説明していたな~とか、こんな質問されたらいやだったな~とか」状況が読めてしまい提案する人がかわいそうになります。こんなちっぽけな店に対しても営業してくる担当者たちの真剣さは伝わります。しかしかつて私たちがよく言われていた「それをすることによってどういった効果が得られるのか」についてはすべて不明確で通り一遍の回答しかもらえませんでした。広告費はばかになりません。広告目的に対しその効果を明快に示す必要があると、私の過去の反省を含め実感します。検討した結果今は店から少し離れた電柱に案内広告を出させてもらっています。これは店のPRとかよりもお客様がいつもこの辺りで店の場所の問い合わせをしてくるからです。なにぶん不便なところにあるのでお客様への道案内を目的としました。この電柱広告は雨の日も風の日も昼夜問わずこの地で店の案内係をしてくれる今や頼もしい存在となっています。
紫仙庵の電柱広告_f0138653_016373.jpg

by shisenan | 2008-12-22 00:22 | 紫仙庵
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