先日、林試の森公園内にあるグラウンドを通りかかると、地域の少年野球の連中が練習をしていた。
ピッチャーらしき選手が球を投げている。キャッチャーはできるだけいい音でミットに球を収めている。二人には会話らしい会話はなく、互いが頷くだけ。アウンの呼吸と言うものか・・・。こんな光景を眺めているうちに無性にキャッチボールがしたくなった。頭で描く自分の野球イメージと現実のギャップ、これを一瞬忘れてしまったようだ。ころがってきたボールを少年に投げ返す、しかしイメージしたところにはいかない。むろん何十年という年月のブランクはあるものの、トシという言葉で代表される衰えを痛感する。この公園の近くの空き地で子供のころよく野球をした。空き地を越えて、道路も越えて住宅のなかにボールが飛び込むホームラン。運が悪いとガラスを割る。将来は野球の選手になる夢を見ながら明け暮れていたのを思い出した。
それにしても、若い人のはつらつとした動きを見るのは清清しい。が、羨ましくもある。
|
団塊おやじが、友あり縁あり地域を語ります。
by shisenan
|
|