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団塊おやじの友縁地(ゆうえんち)

サブプライムローン

いま、不況の真っ只中。同業者も他の業種の人たちも景気が悪く「厳しいね」の声が連発です。ご多分に漏れず我が店も同様。
なぜいきなりこのような不況と化したのかを改めて勉強してみました。元はと言えばアメリカで始まった「サブプライムローン」問題です。それではサブプライムローンとは何か?何が原因で発生したのか?そしてどう対処すればいいのか。を綴ってみます。
金融工学に基づきこのシステムを考案した人たちは、貸し倒れのリスクを回避するためにCDSという信用補完の仕組みをつくりリスクコントロールができると考えたのです。しかし想定外の事が起きてサブプライムローンが焦げ付き住宅価格の高騰(バブル)がはじけ崩壊しました。、元々信用度の低い人たちを対象にしたローンなので銀行などは焦げ付く危険性が高い。それを防ぐために通常の住宅ローンに比べて高い利息を設定する一方、投資銀行などは複数の債権・債務をまとめた証券化商品をつくりそれを世界の投資家&投資機関に販売した。証券化商品とすることで「貸し倒れ」というリスクを分散し、投資機関やファンドにリスク転嫁した。投資銀行はリスク回避手段だけでなく利益を生み出す手段(商品)として活用することになり世界中の銀行等が購入した。しかしサブプライムローンの焦げ付きで見込みがはずれ証券化商品は買い手がつかず流通不可能となり、銀行同士は相互不信に陥り貸し倒れが多発した。銀行に薦められた個人投資家なども被害を被り、儲かる話しと老後の資金として蓄えていた貯蓄を投資した人たちも大勢いた。金融エリートたちのおごりに対する天罰のようなものですが、そのような人たちに共鳴し利益を生もうとした人たちの戒めでもあります。しかし一部の人たちの考えに世界が踊らされ末端の人たちまでが困難に貶められてしまっています。だれが悪いのか、だれのせいにすればいいのか解かりませんが、すぐに人の旨い話にのらず自分で確かめ自己責任で物事を決定しないと「オイシイ話には・・・」になりますよ。という諺通りの出来事なのだということが解かりましたが。しかし世界経済という大きな渦の中に飲み込まれた私たち末端は辛い日々が続いてます。だれかどうにかしてくれ~!
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by shisenan | 2009-01-16 10:00
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